実行委員長挨拶
日本薬学会会員の皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
この度、2023年10月28日(土)、東北医科薬科大学小松島キャンパスにおきまして「第62回日本薬学会東北支部大会」を開催させて頂きます。お世話させて頂くにあたりまして、ご挨拶申し上げます。
日本薬学会東北支部大会は若手研究者や医療関係者の養成にも大きく貢献し、薬学・医療関連分野や生命科学研究の我国における発展を支えてきました。私自身、大学院生時代に初めての学会発表を本支部大会で行った時の緊張感を思い起こし、今回、その実行委員長を務めさせて頂けることを感慨深く感じています。
新型コロナウイルス感染症という未知の感染症に襲われ、長期間にわたり日本薬学会東北支部大会をはじめ多くの学会の開催がオンラインあるいはハイブリッド形式で行われてきました。本大会は4年ぶりに全面対面形式で開催致します。対面開催ならではの充実した討論を交わして頂けることを期待しております。
本大会では一般演題(口頭発表)を募集致します。そのうち、従来の「若手研究者優秀発表賞」に加え、若手研究者の育成の一助となるよう学部学生を対象とした「学部学生優秀発表賞」を設けておりますので、貴研究室の学生さんの積極的な応募を奨励して頂きますようお願い申し上げます。また、特別講演には中野 博人 先生(室蘭工業大学大学院工学研究科 有機合成化学研究室・教授)に「創薬を志向した有機分子触媒の開発と不斉反応への応用(仮)」、小原 祐太郎 先生(山形大学医学部 薬理学講座・教授)に「パーキンソン病の新しいリスク遺伝子について(仮)」というタイトルでご講演頂きます。
参加されます皆様にとって有益な学術集会となりますようスタッフ一同、精一杯準備をさせて頂きます。多数の演題登録と多くの先生方および学生さんにご参加して頂き、活発なディスカッションで盛会となりますようご協力のほどお願い申し上げ、ご挨拶とさせて頂きます。
実行委員長 丹野 孝一(東北医科薬科大学薬学部教授)