この度、日本薬学会環境・衛生部会の学術年会であるフォーラム2021:衛生薬学・環境トキシコロジーを、千葉県船橋市にある東邦大学薬学部で開催させていただくことになりました。本部会は、疾病予防と健康の維持・増進に関する学術・研究の推進に関連する基礎および応用分野の研究者の研究発表、知識・情報の交換ならびに研究者相互間の連携の場を提供することを目的として活動を行っています。中でも、本フォーラムは部会の重要な活動の一つであり、今回で46回目を数え、日本で最も歴史のある毒性学・健康科学に関する学術集会の一つです。
フォーラム2021では『生命を衛る衛生薬学の知』をテーマとして掲げ、特別講演、教育講演、フォーラム3テーマを企画しました。また、例年通り、一般口頭演題も広く募集します。感染防止対策上、オンサイトでの実施が危惧されるポスター発表はe-Posterといたします。e-Poster発表を行う学部学生・大学院生に時間は短くとも対面での発表の機会を提供したいとの思いから、フラッシュプレゼンテーションを企画いたしました。学部学生と大学院生を対象にした顕彰の充実や昨年実施できなかった韓国の衛生薬学研究者との交流を日韓e-Posterで復活したいと考え企画に盛り込んでいます。
フォーラム2021は、9月上旬に開催します。この時期ならば、6年制の薬学部学生も参加しやすく、土曜日であれば、実務実習中の5年生も参加可能であると考えました。大学院生だけでなく、多数の学部生の参加を期待しています。
東邦大学習志野キャンパスは、東京駅から総武線快速の利用で約40分、また成田空港からも京成本線の約45分と交通の便が良いところにあります。皆様から多くの演題のご応募をお願いすると共に、会員非会員を問わず皆様方のご参加を心よりお待ち申し上げます。
昨年から新型コロナウイルス感染症の蔓延により、私たちの日常は大きな変革を余儀なくされています。今後の感染状況により開催方式の変更もあり得ますが、感染対策に十分に配慮しつつ、現時点では、できる限り従来通りのオンサイトでの開催を目指しています。何卒よろしくお願い申し上げます。
実行委員長 山本千夏(東邦大学薬学部)