この度、(公社)日本薬学会 環境・衛生部会の学術年会であるフォーラム2022:衛生薬学・環境トキシコロジーを、熊本で開催させていただくことになりました。本部会は、疾病予防と健康の維持・増進に関する学術・研究の推進に関連する基礎および応用分野の研究者の研究発表、知識・情報の交換ならびに研究者相互間の連携の場を提供することを目的として活動を行っています。そして本フォーラムは、大学、行政、企業等の研究者が一堂に会し、最新の知見について報告し、意見交換を行い、その結果をもって広く社会に貢献することを目的としております。本フォーラムは46年以上の歴史を誇り、多数の国内外の研究者の参加により、有意義に開催されてきました。第47回目にあたる今回のフォーラム2022は、2022年8月30日(火)および31日(水)の両日に熊本城ホールにおいて開催する予定です。
フォーラム2022では『コロナ禍の先の世界を拓く衛生薬学研究』をテーマとして掲げ、特別講演、フォーラム4テーマを企画しております。現在新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっており社会全体が大きな影響を受けていますが、熊本らしいテーマと最新のトピックを参加者全員が共有できる機会を向けようと思います。例年通り、一般口頭演題も広く募集し、感染症対策を充分に取った上で、環境・衛生領域を支える次世代の人財を養成するための機会を確保するために、対面での開催に向け準備を進めております。さらに、学部学生と大学院生を対象にした顕彰の充実やここ数年実施できなかった韓国の衛生薬学研究者との交流を復活したいと考え、現在企画に盛り込んでいます。今後の感染状況により開催方式の若干の変更もあり得ますが、感染対策に十分に配慮しつつ、現時点では、できる限り従来通りのオンサイトでの開催を目指しています。何卒よろしくお願い申し上げます。
実行委員長 三隅 将吾(熊本大学薬学部)