実行委員長挨拶
この度、(公社)日本薬学会 環境・衛生部会の学術年会である「フォーラム2020:衛生薬学・環境トキシコロジー」を令和2年9月4日(金)〜5日(土)にわたって、名古屋駅前にあるウインクあいち(愛知県産業労働センター)にて開催する予定でした。新型コロナウイルス感染症の影響で多くの学術集会が中止となっておりますが、本フォーラムについては、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえつつ、流行が夏までに収束することを見込んで、現地開催に向けて準備を進めてまいりました。しかしながら、流行収束の兆しは見えず、更なる感染拡大の様相を見せております。このような状況を鑑み、本フォーラムを対面式ではなく、誌上発表とともにWeb開催に変更することにしました。また、韓国薬学会 予防薬学部会との学術交流は残念ながら中止といたします。さらに、情報交換会も中止といたします。
参加者の皆様には、会期一ヶ月前の方針変更により、多大なるご迷惑をお掛けしましたことをお詫び申し上げます。
本フォーラムは、今回で45回目を数える歴史ある毒性学・健康科学に関する学術集会で、疾病の予防、健康維持・増進などに関する学術および研究の推進に目標を置き、関連する基礎並びに応用分野の研究者の研究発表、知識交換、および研究者相互の連携の場を提供することを目的として活動を行なっております。
フォーラム2020では、「人々の健康を支える衛生薬学研究」をテーマとして、特別講演や教育講演とともに4つのフォーラムを企画しております。また、例年通り、一般演題も広く募集し、口頭発表(23演題)およびポスター発表(101演題)を実施いたします。さらに、大学院生と学部学生を対象にした顕彰(優秀若手研究者賞、新人賞)も企画に盛り込んでおります。
本フォーラムは、衛生薬学・環境毒性学研究者が一堂に会し、学術交流を深める場となっております。ぜひ、Web開催での本フォーラムに参加していただき、実りある充実した時間をお過ごしください。スタッフ一同、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
Web開催にあたって初めての試みとなり、行き届かない点も多々あるかと存じますが、何卒ご支援、ご協力の程よろしくお願いいたします。
フォーラム2020:衛生薬学・環境トキシコロジー 実行委員長 佐藤 雅彦 (愛知学院大学 薬学部) |