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表紙デザイン 故阿部巖男
茅上そして寺山……………………………渥美 佳子
共通の思いを………………………………有路八千代
いのちを詠う歌……………………………伍井 さよ
私の守護符…………………………………遠藤 幸子
みやじと露子………………………………桂 重俊
黛・まゆずみ………………………………菅野 哲子
野鳥詠………………………………………小松久仁子
『万葉秀歌』より…………………………坂田 健
歌との出逢い………………………………柴田 康子
われを重ねて………………………………丹治 久恵
啄木のうた…………………………………塔原 武夫
一寸法師の歌………………………………原田 夏子
あの夏の−小野茂樹歌集より−…………本木 定子
塚本邦雄『緑色研究』より………………大和 克子
短歌七首……………………………………大和 類子
『大草原の花ばな』有路八千代歌集……………柴田 康子
『無月草子』丹治久恵歌集………………………伍井 さよ
『栃の林』坂田 健歌集…………………………原田 夏子
仙台歌話会の近況
有志による連歌制作の記録
会員の既刊歌集
会員名簿・編集後記
仙台歌話会は一九八一年仙台市、宮城県における短歌の可能性を追求する超結社の歌人の集まりとして創立された。最近は毎奇数月に無記名各自一首の歌会、毎偶数月に研究会を行っている。また機関誌「北杜歌人」をほぼ隔年に刊行している。その発行年月と特集テーマを掲げる。
第一号 一九八二年八月
第二号 一九八六年一月 「忘れ得ぬ一首」
第三号 一九八九年十月 「多くおんじきの歌」
第四号 一九九一年十月 「ふたたび多く飲食の歌」
第五号 一九九三年十月 「愛の歌」
第六号 一九九五年八月 「戦後五十年」
第七号 一九九七年八月 「旅の歌」
第八号 一九九九年十月 「私の好きな歌」(本号)
前号発行以後、伊藤洋子(青天)、小松久仁子(印象)、の二氏を会員に加え、一同研鑽に励んでいる。
また前回報告以後の研究会は次の通りである。
「野榛」と菊池知勇(有路八千代)一九九七年十二月二十三日、於原田宅。
有路八千代歌集『大草原の花ばな』合評会。一九九八年一月二十五日、於マロニエ。
歌人中河幹子について(柴田康子)一九九八年一月二十五日、於マロニエ。
作歌上の問題点について(塔原武夫)何故詠うか、何を詠うか、如何に詠うかについて論じた。一九九八年三月二十二日、於マロニエ。
コンピュータ国文学(桂重俊)デモンストレーションを交えながら国文学に対するコンピュータの利用について述べた。一九九八年五月三十一日、於桂宅。
一泊歌会「野蒜百韻」。一九九八年六月二十二日−二十三日、於鳴瀬町野蒜かんぽの宿。
坂田健歌集『栃の林』合評会。一九九八年七月二十六日、於マロニエ。
羇旅の歌 および敦煌西安の旅(遠藤幸子)後者は芸協主催の六月に行われた旅行報告。一九九八年九月二十七日、於マロニエ。
文語短歌における口語的表現の問題(原田夏子、丹治久恵)一九九八年十一月二十二日、於マロニエ。
「戦後国語改革の愚かしさ」(高島俊男 「This is 読売」十二月号)について(原田夏子)及び−
当用漢字(一八五〇字)より今昔文字鏡(九万字)までの漢字の歴史(桂重俊)一九九九年二月二十八日、於マロニエ。
一首中の固有名詞について(香川潤子、伊藤洋子、柴田康子)近着歌集歌誌の三十四例より。一九九九年四月二十五日、於マロニエ。
一泊歌会「鎌先百韻(弐)」一九九九年六月三日−四日、於鎌先温泉木村屋旅館(別稿)。
丹治久恵歌集『無月草子』合評会。一九九九年八月二十二日、於マロニエ
(桂 重俊記)
〈会員の既刊歌集〉
(発行順)
歌集名
著者名
発行年月日
発行所
風鶴 島 田 幸 造 1969. 3. 白玉書房 阿武隈川 八乙女 由 朗 1971. 2. 赤堤社 無花果家族 大 和 克 子 1974. 1. 短歌新聞社 木守り柿 香 川 潤 子 1975.12. 白日社 紅野 伍 井 さ よ 1978. 7. 短歌世代社 使者の足音 有 路 八千代 1980. 3. 東京出版 竹さやぐ道 遠 藤 幸 子 1981. 9. 創栄印刷 青き砂 坂 田 健 1981.12. 九芸出版 港のある街 長 田 雅 道 1982. 1. 短歌新聞社 葡萄の午後 柴 田 康 子 1986. 2. 短歌新聞社 女面 丹 治 久 恵 1987. 4. 短歌新聞社 萩の一隅 大 和 類 子 1987. 4. 短歌新聞社 沙羅の雨 遠 藤 幸 子 1987. 9. ネオプリント 胡桃浦置文 大 和 克 子 1988. 9. 短歌新聞社 雪の川 本 木 定 子 1989. 3. 九芸出版 林檎樹或問 大 和 克 子 1992.10. 書肆季節社 小女 原 田 夏 子 1993. 1. 短歌新聞社 随流去 八乙女 由 朗 1993. 6. 北羊館 柿の花 大 和 類 子 1994.10. シネマハウス 甍 塔 原 武 夫 1994.10. 北羊館 紺青(アジュール) 伊 藤 洋 子 1995. 8. 本阿弥書店 流天雨色 香 川 潤 子 1996. 4. 角川書店 夢畔風土記 大 和 克 子 1996. 7. ながらみ書房 流氷 長 田 雅 道 1996.11. 短歌新聞社 大草原の花ばな 有 路 八千代 1997. 8. 青木印刷 栃の林 坂 田 健 1998. 4. ティック 無月草子 丹 治 久 恵 1999. 7. 角川書店